ペレットストーブとは

ペレットストーブの仕組み

ペレットストーブの仕組み

ペレットストーブは再生可能エネルギーである木質ペレットを燃料に使用する暖房機です。着火や消火はボタン一つ、温度調整も専用パネルで操作できるので とても簡単。寒い冬を豊かに暖かく過ごすことができる地球にやさしい暖房器具、それがペレットストーブです。
ペレットを燃料タンクにあらかじめ入れておき、スイッチ一つでペレットの供給が始まり、燃焼ポットにたまったペレットにヒーターの熱で着火します。そのあとは燃焼ポットにペレットが自動供給されるので安定した燃焼を維持しながら温風と輻射熱でお部屋全体をほっこりあたためます。
燃焼用の空気は屋外から取り入れ、排気は屋外に出すのでお部屋の空気は常にクリーン。高気密住宅でも換気は不要です。

費用について

導入コスト

導入コスト

助成金について

お住まいの市町村によっては助成金制度も利用できます。富山県内では(2024年6月時点)
富山市5万円、南砺市20万円、氷見市10万円、小矢部市5万円、上市町5万円、立山町6万円相当のポイント(地域通貨)

ランニングコスト

ひと月分のランニングコスト (ペレットストーブはペレット代と電気代がかかります。)

ランニングコスト

試算の内訳

ペレットひと袋10kg700円(およそ1日分)×30日分=21,000円
電気1日8時間のうち着火時0.5時間、運転時7.5時間
31円/kWx(着火時消費電力量0.45kWx0.5時間+運転時消費電力量0.1kWx7.5時間)×30日分=907円
足すと21,907円 (2024年6月現在)

コスト比較

ペレットストーブ VS 薪ストーブ

A. ペレットストーブの方が薪ストーブよりもお得!

薪ストーブ

試算の内訳

およそ1日分10kgひと袋700円
およそ1日分ひと束700円x2束 ※ホームセンターで購入の場合1,400円

ペレットストーブ VS 灯油ストーブ

A. ペレットストーブは灯油ストーブと同等!

灯油ストーブ

試算の内訳

灯油の発熱量は8,640kcal/L
ペレット発熱量4,600kcal/kg
ペレットで同じ発熱量を得るには8,640/4,600=1.88kg
1kg70円x1.88kg=132円分のペレットが必要
計算上では、灯油がリッター132円なら、ペレットと同等の発熱コストになります。
ただし、実際にはペレットストーブは「遠赤外線の輻射熱」による暖房効果が期待できます。
当社データではリッター110円程度で同等のコストになるとみています。

ペレットストーブ VS ガスストーブ

A. ペレットストーブの方がガスストーブよりもお得!

ガスストーブ

試算の内訳

灯ガスの発熱量は10,000kcal/m3
ペレット発熱量4,600kcal/kg
ペレットで同じ発熱量を得るには10,000/4,600=2.17kg
1kg70円x2.17kg=152円分のペレットが必要
ガス料金は230円/m3ほどなので同じ熱量を得るためのコストは、ペレットのほうが断然お得です。(都市ガス一般家庭 月50m3使用)

木質ペレットとは

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木質ペレットとは、主に森林の育成過程で生じる間伐材や製材所の木くずなどの木材を粉々に砕いて乾燥し、圧縮成形してつくられている100%木材由来の固形燃料です。 木は成長時に光合成で二酸化炭素CO2を取り込みます。その木からつくられた木質ペレットを燃やすと、二酸化炭素が発生します。この二酸化炭素は木が取り込んだものです。したがって、大気中の二酸化炭素の総量は増えません。この考え方はカーボンニュートラルと、いわれています。
ペレット燃料は木質バイオマス燃料のひとつであり、カーボンニュートラルである木を原料としており再生可能エネルギーでもあるので世界中で需要が高まってきています。 石炭や石油などの化石燃料を燃やすと大気中に新たな二酸化炭素が発生し、大気中のCO2濃度が増加することで地球温暖化の原因になります。一方で木質ペレットを燃やすと木が取り込んだ二酸化炭素が発生しますが大気中のCO2量は変わらないので地球温暖化の対策として有効といえます。
例えば、ストーブの燃料を化石燃料から木質ペレットに代替すると、ひと冬で一台あたり約1トンの二酸化炭素を削減できます。
木質ペレットを使用する再生可能エネルギー機器としてペレットストーブやペレットボイラーがあります。